日本国内からビリビリ動画を視聴するための方法
ビリビリ動画は主に中国国内からのアクセスを想定しているため、海外からでは公式配信のアニメや一部動画は、上記の通り視聴不可の画面が表示されます。
日本国内に居ながらにしてビリビリ動画の公式配信を視聴するための方法を紹介しておきます。
なお、公式アプリ以外のアクセス方法はビリビリ動画が推奨するアクセス方法ではないためアカウントが停止する危険性があることを留意してください。
公式アプリを使用する
Android、iPhone、Windows10版があります。
メリット
公式アプリでエリア視聴制限なし(PC版のみ)
これに尽きます。
上記で説明した通り、この方法以外での視聴はアカウント停止の恐れもあるためビリビリ動画のみ視聴できれば良い、という方はこの方法をまず試してください。
PC版のインストール手順はポチる.com様が非常に分かり易いのでぜひ参考にしてください。
デメリット
中国語版のみ
当然ですがアプリ内表示は中国語となります。
PC版はWindows10版のみしかない
Windows7や8.1、Macユーザーは使用できません。(ダウンロードそのものが不可)
PC版以外ではエリア視聴制限解除ができない(Android版で確認)
Android版アプリで確認したところ、エリア視聴制限解除は見当たりませんでした。
別途、Totally Free VPNなどをインストールして使用すれば可能かもしれませんが、ビリビリ公式アプリ単体のみではエリア視聴制限解除は行えないようです。
UnblockYoukuを使用する
↓Chrome版
↓Firefox版
メリット
拡張機能をインストールするだけ
最も大きなメリットです。ChromeまたはFirefoxユーザーは小難しい設定をしたりすることなく、インストールして有効にするだけでをすぐに使用できます。
対応サイト以外は通常挙動
IPチェックなどを行っても対応サイト以外では通常通りのアクセスとして認識されます。
优酷・土豆にも対応
本来はそちらがメインなのですが、中国最大動画サイトに興味があるという方はぜひ。
デメリット
地域限定動画は見ることができない。
例えば台湾・マカオ限定で公開されているような動画は閲覧ができません。
動作が重い、使用不可になる(たまに)
たまになのですが動画の読み込みが遅くなったり接続そのものが不可になることがあります。 その場合には動画の質を落とす、少し時間をおくなどして対処する必要があります。
Hotspot Shield VPNを使用する
Chromeの拡張機能版(無料)は、アクセス元が米国のみに限られるため有料版でないと効果がありません。
メリット
アクセス元を世界20国の中から設定可能
中国だけではなく日本やアメリカなど幅広く設定ができます。
すべてのサイトに対応可能
たとえばYoutubeの「お住いの地域では~」などの動画でもHotspot Shieldを起動してからアクセスすれば閲覧可能です。
ワンクリックで切り替えが可能
とにかくワンクリックで済みます。アクセス元の変更も国旗アイコンから選ぶだけという手軽さなのでPCに詳しくない、煩わしい設定をしたくないという方にオススメです。
デメリット
有料
パッケージ版で16,800円、1年版が2,980円です。
もしもビリビリ動画以外でのVPNを使用したネット利用に価値が見いだせないという場合には割高になると思います。
逆にインターネット自体はなくなるものではありませんので、もしもこれから先のネット生活において「VPNがあればビリビリ動画以外でも使えて便利だ」という人はパッケージ版を買ってしまうのが最も安上がりになります。
ソースネクスト社から購入した場合には、日本語でのメールサポートも受けられるので、とにかく英語は回避したいという場合はオススメです。
Hotspot Shield VPNを通してGoogleやTwitterなどのログインサービスを使用した場合、VPNを「海外からの不正なアクセス」とみなしてアカウントを停止する可能性が極めて高いです。
なので「ビリビリ動画を見ながらTwitterでつぶやく」「ビリビリ動画のアクセス中にGMailの受信確認をする」などの並行作業には向いていません。その都度Hotspot Shield VPNをOFFにする必要があります。
プライバシーの侵害が行われているとの調査結果が出ている(未確定)
執筆時点でHotspot Shield VPN側から解答は見つかりませんでしたが、Hotspot Shield VPNは「ユーザーのアクセスログやユーザーデータを記録していない」ことを売りにしていたのですが、実際にはそれらの情報は会社側でアクセスできるようになっており、ウェブトラフィックを広告会社やパートナー企業へリダイレクトしていた、というニュースが2017年8月に報じられました。
非常にざっくばらんに言ってしまえば「あなたのアクセス記録は保存してない、と嘘をついてHotspot Shield VPNを使ってアクセスしたサイトの情報などを欲しがってる企業に送ってました」ということです。
これをもって「信用できない企業」とするか「海外の企業にどこにアクセスしたかバレてもVPNさえ使えれば別に気にしない」とするかは各自の判断となります。
その他の方法
要はVPNかプロクシで発信元を中国にしてしまえば良いので、無料であればFREE VPNなどで検索して使用すれば閲覧できます。(ただし無料の場合は、アクセス元として必要な中国のVPNがなかったり、月の転送量制限が厳しかったりする場合があるので注意が必要です)
所感
2017年10月10日にはNY市場上場計画も発表されたビリビリ動画ですが、現状日本国内においては未だ「ニコニコ動画の劣化パクリ」の印象が拭いきれておらず、ビリビリ動画側でも日本ユーザーに関しては積極的な対応は取られていません。
今後日本語対応など日本向けのサービスが行われるかどうかは不明ですが、「日本アニメでのし上がり」「政治的行為を禁止している」ビリビリ動画が本格的に日本に参入すれば、ニコニコ動画を吸収して名実ともに本家となり、日本国内でも上記のような手間を掛けなくてもインターネットで高画質のアニメが最速放送から1時間後(中国との時差)に合法かつ無料で見られるようになる、なんてこともあるかもしれませんが、当面は上記の通りアクセス元を変える必要があります。
10/18 移転に合わせて古くなっていた情報を一部更新